Fate/gold knight 6

 遠坂とアーチャーが一旦遠坂の家に戻ったあと、俺はキッチンに立った。結局昨夜は夕食食べ損ねたし、腹が減ってしょうがない。しかし朝から大騒ぎだったせいで、いつものようにちゃんとした朝食を作る時間がないようである。ま、今日は日曜日だし、トーストをメインでいいかな。後は冷蔵庫の中身と相談してでっち上げるか。
「えーと。ベーコンエッグにトマトサラダ、スープも付けたいけど……インスタントでいいか?」
「構わぬよ。本来ならば我が作らねばならぬのだろうが」
 ちゃぶ台の前に座って新聞を読んでいる姉に声を掛けると、珍しく殊勝な返事が返ってきた。む、明日は雪だろうか?
「ああ、気にすんな弓ねえ。じゃ、スープ頼むぞ」
 とりあえず気にしないことにして、ベーコンエッグを焼きながらそう答える。さすがに、インスタントスープをお湯で溶くくらいなら弓ねえでも出来るしな。たまに水で溶きそうになるのはご愛敬、ということにしておかないと相変わらず姉上の横にすっ転がっているあの剣で斬られそうだ。
「承知した」
 きちんと新聞を畳み、長い髪をまとめながら姉がキッチンに入ってくる。と、その後ろからおそるおそる、という感じでセイバーもやってきた。興味深げに俺の手元を覗き込んでいる。
「ん? 何だセイバー、腹減ったか? すぐ作るから待っていてくれ」
「……あ、いえ、そういう訳ではないのですが。決して空腹なので早く食事を出して頂きたいとか、そういうことは……」
「本音が口に出ておるぞ、セイバー」
 鋭い弓ねえのツッコミにう、と身を引くセイバー。その顔をつつーと流れるのはどうやら冷や汗。そうかそうか、やっぱりお腹空いてたんだな。
「弓ねえ、先にスープだけ渡してやってくれ。その間に作ってしまうから」
「ふむ、それもそうだな。ではサラダでも手伝おう」
「指切るなよ?」
 やたらと親切な姉上に軽くつっこんでみる。瞬間、顔を真っ赤にして弓ねえは俺の頭にごちりとゲンコツをぶつけてきた。それからスープの入ったマグカップを三つ、トレイに乗せて居間へと運んでいく。
「分かっておるわ。これセイバー、先にスープを飲んでおれ。熱いから気を付けるのだぞ」
「これはこれは、恐れ入ります」
 ただのインスタントスープだけれども、コーンの良い香りがセイバーのお気に召したようだ。きちんと両手を合わせ、その手で包み込むようにマグカップを持って一口。
「ふむ、ふむふむ」
 何度か頷いて、ふうふうと息を吹きかけながらスープをゆっくりと飲んでいく。その、どこか子供っぽい仕草を視界の端に収めながら俺は出来上がったベーコンエッグを皿に乗せた。一回に二人分しか焼けないから、俺の分は後回し。
 俺の横で弓ねえは、キャベツを慎重に千切りにしている。一度スライサーを使わせてみたら自分の指を削いでしまったので、基本に戻って包丁使用。二・三枚をくるくると巻いて端から切っていけば、わりと綺麗に千切りになるものである。例外は千切りじゃなく安物のシュレッダー以下になる藤ねえだが。キャベツの千切りが五ミリ幅とかあり得ねぇ。
「こ、これで良いか? 士郎よ」
「ん、上出来。後はトマトと、何かある?」
「ブロッコリーならば桜が茹でてくれたものがあるが」
「じゃあそれ、適当に切ってくれ」
「分かった」
 指示をすれば、それなりに姉上もやってくれることはやってくれる。さ、そろそろトーストも焼けたし、冷蔵庫からバターやジャムを出して、コーヒー淹れて。一通りをトレイに乗せて、再び居間へ。さあ、朝ご飯の時間だ。
「セイバー、お待たせ」
「ええ、待ちました。次からはこういうことのないように願いたい」
 だあ、弓ねえ藤ねえが暴君1号2号ならセイバーはV3かっ! ホントに勘弁してくれ。


  Fate/gold knight 6. はいいろのだいち


「買い物、ですか?」
 食後のデザート代わりにミカンをぱくつきながら、セイバーが口を開いた。そう言えば昨夜教会に行く時、セイバーに服を買ってやると弓ねえが言ってたっけな。今のセイバーは昨夜弓ねえと遠坂に着せられた弓ねえの服のままなんだけど、やはり微妙に寸法が違うのが気になるらしい。一カ所だけ微妙、じゃないところがあるけれど、それは口にしないでおく。何だか口にした瞬間一刀両断にされそうで。
「うむ。さすがに下着まで我のモノを流用するつもりはないからな。しばらく我が家に滞在するのであろう、そのくらいは用意せねばなるまいて」
 洋風朝食の後だと言うのに日本茶を味わっている姉上は、セイバーにそう答える。そう、聖杯戦争の間セイバーは家にいるのだから、洋服とかいろいろ準備しなくちゃいけない。何たって、女の子なんだから。
「……そのことなのですが。、シロウ。ユミにも知っておいて貰いたいことがあります」
 不意にセイバーが姿勢を正した。ミカンは三個ばかりが既に彼女の腹の中へと消えている。頬に白い筋がついているのはまぁ、愛嬌の範囲内だろうな。
「何だ? セイバー」
 本人の真剣な表情に、俺の背筋もぴんと伸びた。弓ねえにも、とわざわざ断るってことは、よほど重要な用件なのだろうと思う。
「はい。シロウによるわたしの召喚は特殊例です。が、特殊というものはマイナス方向にも存在するものです」
 きちんと正座をしたまま、セイバーは俺をじっと見つめながらそう言った。特殊……まあ、確かに特殊というか何というか。俺はろくな魔術を使えない魔術師見習いで、正規の手段を経ずにセイバーを召喚したわけだからな。
「ふむ。つまり、今のセイバーには問題があるということだな。何だ?」
「はい。具体的には……戦術的に問題になりそうなものが二つあります」
 弓ねえの問い返しに頷いて、胸に手を当てるセイバー。一度目を閉じてから、思い切ったように彼女は顔を上げた。
「まず、わたしは霊体化することができません。これはわたし自身の問題なのですが……故にアーチャーのように、常に姿を消してシロウと共にあることが出来ない」
 一つ目の問題。
 つまり、セイバーはいつでも目に見える姿のまま。遠坂が姿を消したアーチャーをいつも連れているのとは対照的に、例えば俺が学校にいる時はセイバーが俺を守ることは出来ないわけだ。どこにマスターがいるか分からない現状、それは危険だと暗に俺に告げているんだろう。
「しかし、学校は衆人環視の場でもある。放課後遅くまで残っていたりせぬ限り、問題はないのではないか?」
「そうだな。……こういう状況だし、授業が終わったら早めに帰ることにするよ。休むのは最後の手段にしたい」
 弓ねえの意見に、俺も賛成する。敵というものが存在する以上、自陣である我が家に引っ込んでいるのが一番なのだろうけれど、それでは敵にみすみす自分がマスターだと教えてしまうようなもんだ。だから、出来れば普段通りの生活をしていきたい。それに、我が家の姉は弓ねえだけじゃない。藤ねえ・藤村大河はよりにもよって俺の担任教師なんであるからして、理由を付けて休むのも躊躇われる。無論、いざとなったら何とかして言いくるめるつもりではあるけれど……無理かな、俺じゃ。
「そうだな。周囲に怪しまれぬためにも生活を変えることはあるまい。聖杯戦争が始まった途端に学校を休んだら、怪しいと思われても致し方ないぞ」
 弓ねえがさらに補足説明を加えてくれた。この姉、どういう訳か他人の説得って得意なんだよな。傲慢で暴虐なのにどうしてなんだろう? 本当はどこかの王様だったとか、そういう人だったのかな。
「ふむ……確かに。危険ではありますが、敵にみすみす情報を与えることもないですね」
 ほら。セイバー、説得されてる。多分俺だけだったらもっとがしがし押し込まれていたに違いない。ほんと、姉上にはいくら感謝してもし足りないよ。

 ――自分が情けない。
 自分を狙ってくる敵から、自分では身を守れない。
 守ってくれるのはセイバーと、弓ねえ。
 生命を助けてくれたのは遠坂。
 女の子に救われて、俺は生き延びた。
 女の子に守られて、俺は生きている。

「――シロウ? 何をぼうっとしているのですか?」
「え?」
 名前を呼ばれてはっと顔を上げると、二人がこっちを覗き込むように見つめていた。セイバーは仏頂面だけど、弓ねえは珍しく眉がハの字になってる。そっか、考え事して反応できなかったからか。
「まだ体調が優れぬのか? なれば休んでおれ」
「あ、いや大丈夫。何かよく分からないけど、もう吐き気とかも全然無いし」
 ほら、とぐるぐる腕を回してみせる。自分でも不思議なくらい、この身体の回復は早い。今まではそんなこと無かったから、やっぱりセイバーから力を貰っているんだろう。

 ――ああ、やっぱり俺は。

「シロウはもっとしっかりと自分を持って頂きたい。そんな調子では聖杯戦争を生き抜くことなど不可能です!」
 そんなことを頭の隅で考えていたから、セイバーに怒られた。うん、俺がしっかりしないと。セイバーを倒すより、俺を殺す方が簡単に『セイバーのサーヴァントとそのマスター』を倒すことが出来るのだから。
「ほう、そなたごときの能力では士郎を守り切れぬと申すか?」
「な……っ! ユミ、わたしを侮辱するのならば、例えシロウの姉と言っても容赦はしません!」
 ……あ、弓ねえが腕組んで胸を反らしながらセイバーを挑発している。セイバーはよほど怒ったのか、初めて現れた時のあの鎧を身に纏ってしまっている。って、いいのかそれ?
 かたや、普段着のままながら傲慢な暴君たる金色の姉。でもあの発言って、俺のことを心配してのものなんだよな。ごめん、いつも心配させて。
 ……あー、いやそれより、今やるべきことは二人をなだめることだよな。
「こらセイバー、武装するのはやめてくれ。弓ねえも無意味にセイバーを煽るなよな」
「……」
「…………ふん」
 ぷい、とそっぽを向く二人。うわ、いきなり空気が険悪になってしまった……これは俺が悪いのかな? けどまぁ、それよりここは俺の意見を言っておかないと。といっても弓ねえの意見を肯定するだけだけど。
「ともかく、これまで通りに学校には行く。放課後は寄り道せずまっすぐ帰る。それでいいかな」
「ええ、構いません。念のため、学校ではリンに護衛を依頼した方が確実かと思われますが」
 よかった。セイバーはふて腐れたままだけど、頷いてくれた。……そうか、アーチャーを付けている遠坂に頼むって手があったか。

 ――また、俺は女の子に守られる。貧弱な、一人では何も出来ない、『正義の味方』。

 情けない。けれど、それが最善の策だと分かっていたから俺は自分の感情を顔には出さずに頷いた。
「分かった。成り行きとはいえ協力することになったわけだし、頼んでみるよ」
「それが良い。……よし、帰宅時は我らが迎えに行こう」
 弓ねえもやっとこちらを向いてくれた。そして、いきなりの発言。
 ……えーと、それはつまり。
「学校までセイバーと一緒に来るってことか?」
「そう申しておる。夕食の買い物ついでという名目があるからな、問題は無かろう? そもそも我が家の食事担当はそなたと決まっておる」
 えっへん、と胸を張る姉上。相変わらず理論武装は得意だな、ちくしょう。
 この家で料理を作れるのは、通ってきてくれる桜を除くと俺だけだ。言峰を後見人に付けている遠坂は、つまり一人暮らしとかなんだろうから多分料理は作れるのだろうけれど。
「……そうだな。遠坂がうちに来てくれるのなら、あいつにも好みとか聞いてみたいし」
「そういうことだ。ふむ、凛も料理が出来るのならば夕食のメニューが増えそうだな」
 実に楽しみだ、とにんまり微笑む弓ねえ。この姉も虎の姉も、自分じゃ作れないくせに味にはうるさいんだよな。ま、そのせいで俺の料理の腕が上がったってことは抜群に秘密なんだけど。だって、本当に美味しいものを食べた時の弓ねえと藤ねえの幸せそうな顔は、見ていて俺も幸せになるから。
「では、この問題はこれで解決、とします。では続いて二つ目の問題を聞いて頂きたい」
 ぽん、とセイバーが手を打った。そう言えばセイバー、具体的には二つ問題があるって言ってたな。もう一つがどんなものなのか聞いて、解決方法を考えないといけない。
「では二つ目です。その……わたしとシロウの間にはラインは辛うじて繋がっていますが、本来シロウからわたしに対して行われるはずの魔力供給がされていません」
 彼女の口から出てきた問題点に、俺と弓ねえは揃って目を点にしてしまった。
 俺とセイバーは、要するに魔術師と使い魔という関係。使い魔っていうものは、魔術師から魔力供給を受けることで現実の世界に存在し、生きるものだ。それがない、と、セイバーは言う。
「眠ることで多少ですが魔力の回復は可能です。そう言うわけですので、必要時以外は出来るだけ休息を取ることを許して頂きたい。サーヴァントとして、マスターの護衛を出来ぬというのは情けない限りですが……」
「いや、それはちゃんと召喚してやれなかった俺が悪いんだ。セイバーが謝ることじゃない」
 セイバーはぺこりと頭を下げる。……何でセイバーが頭を下げなくちゃならないのか。頭を下げるべきは、セイバーが苦労する原因を作ったこの俺なのに。
「……それから、食事も僅かですが魔力回復の助けとなります。故にその……」
「ああ、分かった。なるべくたくさん作るから、いっぱい食べてくれ。舌に合うか分からないけど」
「いえ。先ほどの朝食はシンプルながらとても美味でした。これからも期待しています」
 俺の返事にセイバーはにこ、と笑ってくれた。そうか、期待されているのなら頑張って作らないといけないな。こうやって俺は家事技能をどんどん上げていくんだ、きっと。

 で。
 二つの問題が一応解決を見た後、俺とセイバー、そして弓ねえは三人で新都へと繰り出した。そう、セイバーが家にいる間に使うもの――主に衣服とか下着とかを買い出しに、である。
 それと、セイバーに『今の冬木市』を見せるため。セイバーは十年前の聖杯戦争でこの土地に召喚された。だから、当時の冬木市しか知らない……つまりあの大火災と、その後で再開発された新都に関しては全くといって良いほど知らないと思う。だから、その中を歩くことで今の冬木市を知って欲しかったんだ。
 駅前にあるデパート『ベェルデ』に三人連れ立って入った。ここには、弓ねえと一緒によく来る。弓ねえが俺に服を買ってくれたりするんだよな。俺は動きやすければいいんだけど、姉上は俺に少しでも見目の良いものを着せたがっているらしい。……おかげで、弓ねえがいくつか買ってくれた服は割とタンスの肥やしになってしまっている。着ているところを見せないと弓ねえと、弓ねえから話を聞いている藤ねえが機嫌悪くなるからたまには出して着ているけれど。
「どうだ、この辺りなどは。そなたには清楚な衣装が似合うと思うがな」
「む……しかし、これは戦闘の時に邪魔になります」
「戦闘時なぞ気に掛ける必要はない。どうせそなた、敵の殺気を察知した瞬間に武装するであろうが。くれぐれも我が買うてやった服を破るでないぞ?」
「は、はい……ま、まあ、そう……ですが……」
 あー。セイバー、弓ねえには敵いそうもないな。
 しかし弓ねえ、俺と買い物に来る時よりも楽しそうだ。ま、そりゃそうか。男の服探すより女の子の服チェックする方が弓ねえだって楽しいに決まってるよな。うん、あまり楽しくなくてごめん。
「士郎よ。こちらとこちら、どちらがそなたの好みだ?」
 と、いきなり弓ねえに名前を呼ばれた。そっちに視線を向けると、姉上は両手に一組ずつ洋服を持って、俺に見えるように掲げていた。って、俺に選べってことかよ!?
「何で俺に聞くんだよ。俺にファッションセンスが無いことぐらい、弓ねえ知ってるだろ」
「我が尋ねておるのではない。セイバーがそなたの気に入るものを身につけたいと言うておるのだ」
「はい。シロウの側にいるためには服装もシロウが好みのモノを纏った方が良い、とユミが言いました。わたしもその意見には賛成です」
 やっぱり弓ねえのせいじゃないか。全くこの傍若無人馬鹿姉貴。
 ……とは思いつつ、俺の好みに合わせてくれるっていうのは男として素直に嬉しい。ので、弓ねえが両手に持っている洋服をそれぞれ見比べる。
 右手が持っているのは、ブラウン系のキャミソールとミニスカート……姉上、それは今着るような服じゃない。というか、何で売ってるんだそんな季節外れのもん。上にごつい上着羽織れってか?
 左手が持っているのは、白に水色がアクセントとして入っているワンピース。これもどっちかっつーと今の季節じゃないよなあ。でもまぁ、こっちはジャケットをうまく合わせれば何とかなるか。
「……」
「悩むであろう? ふっふっふ、姉は弟の趣味など完璧にお見通しであるからな」
 えらそーに胸を張る姉上。うん、確かに俺は原色系よりはこういう自然界にありそうな色の方が好きだな。って、まさかそれだけで季節外れな服を選んだ訳じゃないだろうな!?
「……弓ねえ。今は二月で真冬だっての、分かってるか?」
「うむ、そのようなものは先刻承知だ」
「じゃあ何でどう見ても夏服ばっかり選んでるのか、そのわけを聞かせて貰いたいんだけどな?」
「え……………………あ」
「どうしました、ユミ?」
 不思議そうに尋ねてくるセイバーの視線が、さぞかし痛いだろうよ姉上? そういうしょうもないミスは、あまりしないで欲しいな。
 ――もっとも、そういううっかりがあるからこその弓ねえなんだよな。ああへこんでるへこんでる、たまにこっちが向こうをやりこめられるっていうのは楽しい。後がとんでもなく怖いけど。

 結局別の……カラーリングはさっき選んだ夏服とあまり変わらない冬服を数着購入した。その後は何故か俺の服選びに突入。俺はいいって遠慮したんだけど、弓ねえの喝に折れるしかなかった。いや無理矢理折れさせられた、ってのが正解か。曰く。
「この大たわけ! 我の弟として、我らに同行するにおいて貧相な衣服を着用するなどとは言語道断! 常日頃より口を酸っぱくして言うておったはずだが、今日という今日は実力行使してくれるわ!」
 ……まぁそう言うわけで、姉上に腕を取られてずーるずーると引きずって行かれた。その割に、今回買ってくれた服は珍しくシンプルで動きやすくて、俺の好みにぴったり合ったものばかり。何だかんだ言いつつ、俺の趣味を一番よく分かっているのは弓ねえだったと今更ながらに理解する……ありがとう、姉上。
 ……ありがとうと言えば、その資金力もそうだ。弓ねえの金運を呼ぶ黄色い財布からぽんぽんと福沢先生が飛び出していく様子は、いつもながら豪快だ。ほんとにどうやったらあれだけの金運が降りかかってくるのか。親父が死んでからこっち、その金運に俺は養われているわけだけど。
 服の買い物が終わった後は、デパートの最上階にあるレストランでみんなで食事。これまた姉上の奢り。そして飛び交う諭吉先生……これは主に、セイバーの食事量が洒落にならないくらい凄かったせいである。多分俺たちの五倍は食ったであろう。
 そう、『俺たち』。つまり俺と弓ねえの食った分の五倍……まぁざっと十人前ということになる。
 何しろ姉上の選んだレストランであるからして、価格三桁なんてものは単品のノンアルコールドリンクくらいでは無かろうか。安そうなカレーライスだってあっさり四桁の数字をメニューに表示している。
 俺と弓ねえはランチのコースを頼んだんだけど……これだって、二人分の料金で普段の何日分なんだか。この対策として、緊縮財政対策を行うかどうかはちょっと分からない。姉上の財布の中身次第である。
 そして、その五倍の量を実に楽しそうに平らげたセイバー。楽しそう……っていうのは俺の見た限りで、だけど。一つ一つの料理を味わうように、それでいて凄い速度で食べ尽くしていくその様は、もう一人の暴君降臨という感じで。
 ――我が家の財政は、主に弓ねえのあふれんばかりの金運で成り立っております。だけどセイバーの分までカバーしきれるんだろうか。あーめまいがする。
 で、駅前のコインロッカーに荷物を放り込んだ後ウィンドウショッピングをしつつ新都のあちこちを回る。十年前にこの地に来ているとはいえ、その後に再開発された新都の街並みをセイバーは知らない。だから、あちこちの俺たちが見慣れた店や通りも興味深げに見て回る。……それはもちろん、戦場となる可能性のある地を視察しているのだけれど。
「ユミ、これは何という犬ですか? なかなかに愛らしい」
「何だ? ……パグだな。まぁ、確かに愛嬌のある顔だが。そなたは犬が好きなのか?」
「嫌いではありませんが、どちらかと言えば猫の方が好きですね。本当は獅子がお気に入りなのですが、この店にはいないようで」
「ライオンは売ってないから。動物園に行けば見られるけどな」
 それで、何で俺たちはペットショップを見ているのさ? 視察でも何でもなくって、本気でただのウィンドウショッピングになってしまってるよ。
 だけど、おかげで良いものを見られたような気がする。
「ほらほら、わたしの指はこちらですよ? 獅子の流れにあるもの、獲物を捕らえる訓練は欠かしてはなりません」
 セイバーはケージの中にいる子猫に手を示し、ひらひらと閃かせる。子猫が楽しそうにじゃれるのを、こちらも楽しそうに眺めている。そんなセイバーの姿は、昨夜のぴりぴりとした彼女からはまるでかけ離れていて。
 ――セイバーもやっぱり女の子だなぁ、なんて思ってしまった。

 そうして、新都巡り最後の地にやってきた。
 冬木中央公園。
 入口付近はそうでもないが、奥へ行くとその様相は一変する。
 公園とは名ばかりの、色のない死んだ空間。
 誰も来ない、人が近寄りがたいその場所。
 十年前の聖杯戦争の最後の炎が五百数十人の生命を飲み込んだ。その跡地。
 俺が生命と記憶以外の、弓ねえが生命以外の全てを失った、いわば俺たちの始まりの場所。
「……ここは……」
 セイバーも、生気というものがまるで感じられないこの地の異状にははっきり気づいたのだろう。ごくりと息を飲み、目を見開いて立ちすくんでいる。
「生気が微塵も無かろう? 十年前、炎が全てを焼き尽くしたその中心部だ。既に忌み地と化しておる」
 さくり、と足を一歩踏み出して、弓ねえがこちらを振り返った。乾いても湿ってもいない奇妙な感覚の風が、彼女の豊かな金髪を乱す。あたりは天気が良いはずなのに色が無くて、ただ灰色の空間が広がっているように俺には思えた。
「セイバーよ。ここが先の聖杯戦争、その終焉地だな?」
 身体ごとこちらを向いた姉の、炎のように赤い目がセイバーをまっすぐ見つめる。そうして彼女が問うたその言葉を、セイバーは一瞬の躊躇の後に頷くことで答えた。
「――はい。わたしは、最後に残った敵サーヴァントであるあなたとこの地で戦いました。互いにマスターは別行動を取っており、二人の戦いに何ら邪魔は入りませんでした」
 その時も、セイバーと弓ねえはこんな風にお互いをじっと見つめ合っていたんだろうか。少しの距離を置いて、二人は真正面から睨み合っているように俺には見える。その頃、俺はまだ小さくて、何も知らずに平凡だけど平和な生活を送っていて。
「ふむ、我らが最後の二人であったのだな。それは何よりだ……で、どちらが勝ったのだったかな」
 さらりと髪を掻き上げ、どこか楽しそうに問いかける弓ねえ。
 金色の姉は、何も覚えていない。この土地で何があったのか、自分はどうやってセイバーと戦ったのか。それでもそれを表に出そうとせず、あくまでちょっと忘れてしまった風にさらりと問いかける。その笑みは、色のない空間にあってとても華やかな花のように俺には思えた。
 対峙するセイバーは、にこりと微笑むこともなくじっと弓ねえを見つめている。彼女はここで、弓ねえと戦った時のことをゆっくりと思い出していたのだろう、何度か小さく頷くと口を開いた。風が一瞬吹き抜け、二人の金の髪がそれに弄ばれるように揺れる。
「勝利したのはわたしです。ですが……これほどの災いをもたらす炎には、わたしは心当たりがありません」
 一際強く風が吹いた。きりっと後頭部でまとめられているセイバーの髪は僅かに、豊かに広げられた弓ねえの髪は舞うように踊り、灰色の風景の中で圧倒的な存在感を見せている。
「心当たりがない、とな?」
「はい。そもそもわたしも貴方も、破壊力こそ圧倒的であれ炎を放つような宝具は持っていませんし、使っていませんでした。故に、これほどの広範囲を焼き払うことは不可能です」
 ……そうなのか。
 思えばセイバーはあくまで剣を使う騎士。弓ねえはアーチャー、だから弓を使う騎士。炎の剣なんていうのは神話や伝説でよく聞く話だし、火のついた矢を放つってやり方も知っている。けれど炎を使う戦いというのは、普通は多数を相手にする時に使う戦法だろう。それに――聖杯戦争は魔術師でない人間に知られてはならない、『こちら側』の戦争なのだ。わざわざ火を放ち、その存在を世間に知らしめるようなことはしないだろう。これが俺の楽観的な考えだ、と言われたらそれまでだけど。
「ふむ。まぁ、確かに一騎打ちということなれば、炎なぞ使うまでもなかろう。互いの武器を合わせ、技量と気力をもって力の優越を決めるべきだ」
 弓ねえもセイバーの言葉に納得したのか、うんうんと何度も頷く。俺は第三者としての考え方だけど、姉は記憶こそ無いものの一方の当事者としての考え方。確かに姉上、搦め手が得意ってわけじゃないしな。セイバーもそうみたいだし。
「……まあよい。ここは長居して良い空間ではない、疾く離れようぞ。そら、士郎が青い顔になっておる」
 ぽんと弓ねえに肩を叩かれて、はっと顔を上げた。目の前にはじっと俺を覗き込む姉の顔と、その背後から同じように覗き込んでくるセイバーの顔が並んでいる。
「………………あ、なに? 弓ねえ、セイバー」
「何、ではないわ。そなた、顔から血の気がすっかり引いておる。気分が悪いのならばきちんと報告せよ、我らはそなたを守るためにいるのだぞ」
「そうです、シロウ。わたしはあなたのサーヴァントとして、ユミはあなたの姉として、シロウを守る義務があります。何か不都合があるのでしたら、はっきり口に出して貰わねば困ります」
 女の子二人に詰め寄られて責められる。これが恋の鞘当てとか何とかって色気のある話なら少しは嬉しいんだけども。
 だけど、俺特に気分が悪いなんてことないぞ?
「俺、そんなに顔青いか?」
 問い返しながら自分の頬を撫でる。いや、触ったところで顔色の変化なんて分からないんだけど。特に気分が悪いわけでもないし、自分自身としては特に体調の変化は認められない。……だから、少し頭がくらくらするのだって気のせいだ。
 あ、足元がふらついた。何でだろ。
「シロウ!」
 セイバーの声が耳元で聞こえた。ああ、俺を支えてくれたんだ。……情けないなぁ、俺。また女の子に支えられているよ。自分が彼女たちを支えなくちゃいけないのに。
「ほれ見よ! まったく……入口まで戻るぞ、あそこならばまだましだ」
 弓ねえの声は少し遠くから聞こえた。はい、と返事して、セイバーは俺の身体を抱え込むようにして歩き始める。俺も、ゆっくりと足を進めた。大丈夫、もうふらついたりしないと思ったから、俺は自分の身体を支えてくれているセイバーの手を軽くタップした。
「……セイバー、もういい。俺、大丈夫だから……」
「いえ、いけません。シロウはしばらく休んだ方がいい」
 あっさり却下。そうか、俺はそんなに調子が悪く見えるのか。……こんなことで口論になってしまったら、また調子が崩れるかもしれないな。たまには素直に甘えさせて貰おうか。今日だけ……今日だけ。
「……わかった。入口んとこにベンチがあるから、そこで少し休ませて貰うよ」
 だからそう答えたら、セイバーは何故だかほっと溜息をついて嬉しそうに微笑んだ。……視界の端を弓ねえの拗ね顔がよぎったのは、気のせいということにしておこう。うん。

 奥まで行くと全く人のいない不思議な公園も、入口付近だと犬を散歩させている人とか遊ぶ子供たちの姿がちらほら見られる。面積あたりに換算するとそれでも過疎ってる感じだけど、ひとがいるって言うのはやはり辺りの空気を変えてしまうようだ。
「……ふう」
 ベンチに座ると、自然に溜息が出た。ああなんだ、俺やっぱり調子がおかしかったんだと気がついて、背もたれに身体を預ける。セイバーは俺の隣に座り、こちらの様子をうかがってくる。
「ふむ、自動販売機があるな。何ぞ飲み物でも調達してくるが、何が良い?」
 一人立ちっぱなしの弓ねえが、少し離れたところにある箱形の機械を見つけてこちらを振り返った。手にはいつもの財布が握られている。……そうだな、何か飲んで気を落ち着かせよう。
「緑茶。ホットで」
「わたしはよく分かりませんから、シロウと同じものをお願いします」
「承知した。しばし待っておれ……セイバー、士郎を頼むぞ」
 俺たちの答えを聞いて、満足げに頷いた姉上は小走りに遠ざかっていった。残された俺たちは、何となくぼんやりと周囲を見回している。日は傾き始め、少し肌寒い空気がぼやけた頭を冷ますように風となって吹き抜けていく。今日は日曜日だから、デート中のカップルもちらほらと公園内をうろついてる。
「……俺たちも、デート中に見えたりするのかな」
「は?」
 ぼそりと呟いた独り言をセイバーに聞きとがめられ、慌てて手を振って何でもないと答えた。そうだよな、俺とセイバーじゃそんな風には見えないよな。弓ねえも一緒にいることだし。
「まあいいですが……シロウ、伝えておきたいことがあります」
 不意に、ほんの少しセイバーが姿勢を変えた。身体をこちらに向かせ、俺と顔を見合わせるように座り直して、彼女はそう言ってくる。
「え、何?」
「ユミのことです。彼女には内密に願います」
 真剣にそう言うセイバーの視線に押されるように、俺は思わず頷いていた。彼女がわざわざ弓ねえの姿のないところで彼女の話を振ってくるからには、それ相応の内容なんだろう。きっと、今の弓ねえには聞かれたくない。
「ああ、分かった」
「ありがとうございます」
 俺がもう一度頷くと、セイバーは微かに頭を下げてからいつもの、まっすぐで鋭い瞳を俺に向けてきた。あの灰色の風景の中で、弓ねえに見せた同じ瞳を。
「……彼女、即ち前回のアーチャーですが、紛れもなく最強といっていいサーヴァントでした。多くの武器を巧みに操り、わたしを苦しめた……そして、彼女は周囲には全く気を払いませんでした。人のいない場所で戦っていなければ、一般人にも被害は出ていたはずです」
 ――え?
「わたしが……いえ、わたしのマスターが戦場を人のいない場所に選んだのは、わたしの宝具の威力が高過ぎて周辺への被害が甚大となることを憂慮してのことだったのですが、それが幸いした。敵の宝具から一般市民を守るということにもなったからです」
 セイバーは今、何て言った?
「……つまり……本来の弓ねえは、敵さえ倒せるなら周りがどうなっても構わない、って?」
「はい。少なくとも、わたしが戦った彼女はそうでした」
 ――信じられない。
 俺の知っている『衛宮弓美』は、傲慢で横暴で。
 だけど、他の誰かに迷惑を掛けて平気なひとじゃない。
 俺に対して一方的な命令を押しつけてくる時だってあるけれど、後々ちゃんとフォローしてくれるのが弓ねえだ。そんな姉でなきゃ、俺だってとうの昔に堪忍袋の緒が切れている。そこまで俺は気が長くない。
「ですから、その……もしユミが過去を取り戻した場合、その当時の性格に戻る可能性がないとは言い切れない。シロウの姉という事実を放棄し、十年前に逸した勝利のために全てを巻き込む宝具を放つこともあり得ます」
「………………うそだ」
 唾液が出なくなって渇いた喉で、訥々と言葉を綴るセイバーに反論する。
「弓ねえは、そんなんじゃない」
 本当は嘘じゃないかも知れない、って分かっているけれど。
「ですが、シロウ……」
 十年前、記憶を失う前の『本来の』弓ねえと戦ったセイバーの意見が正しいのかも知れないけれど。
「弓ねえは、無関係の奴は、誰も巻き込まない」
 それでも、俺は『今の』弓ねえを信じたい。十年前から姉として俺を見守ってくれた彼女を。
 だから、俺はぐちゃぐちゃになりかけていた頭を無理矢理正常に引き戻した。混乱したままじゃ、セイバーを納得させる言葉なんて出てきやしないから。
「シロウ」
「分かってる。俺が知ってる弓ねえは、俺や親父と一緒に生きてきた弓ねえなんだ。セイバーの知ってる『アーチャー』じゃない」
 そして、俺ははっきりと思ったことを口にした。言葉にして言わなくちゃ、人には伝わらないんだから。
「だけど、俺は弓ねえを信じる。俺の姉貴は、そんなことしない」
「……分かりました」
 少し考え込む表情になって、それからセイバーは頷いてくれた。どこか不満げな表情ではあったけれど、それでも俺の意見を聞き入れてくれたのは素直に嬉しい。
「シロウがそう言うのであれば、わたしもユミを信じましょう。マスターの姉であるエミヤユミを」
「ありがとう、セイバー」
 だから、素直に礼を言った。いえ、と軽く頭を振りながら答えたセイバーの表情は、もう普通の柔らかな女の子の顔だった。

「戻ったぞ」
 ぽん、と頬に缶が当てられた。はっと顔を上げると、片手にもう二本同じ缶を抱え込んだ弓ねえの怪訝そうな顔が視界に入る。慌てて緑茶の缶を受け取ると、弓ねえはもう一本をセイバーに渡して自分の分のプルタブを引き開けた。
「士郎、セイバー。深刻な顔をしておるが、何の話をしておったのだ?」
 こくりと一口。それから問われた言葉に、俺はどきっとした。何だか姉に隠し事をしているのが申し訳なくて、情けなくて。
「ええ、少し今後の話をしておりました。差し当たっては夕食を期待しています、と」
 一方セイバーは平然としたものだ。さらりと嘘を言ってのけ……いや、嘘じゃないか。確かに俺たちがしていた会話は今後の話、だったもんな。で、後半は本音か。
「そう言えばそうだな。茶を飲み終わり次第、マウント深山に食材調達に参るぞ」
 セイバーの言葉に納得したのか、弓ねえは大きく頷いてこくこくと茶を飲む。俺たちもそれぞれ受け取った茶を飲み始めた。ああ、ほどよい温度の緑茶は身体の奥から温まるな。
「……荷物、駅前に置いたままだよな。あそこからまたバスで戻るのか?」
 コインロッカーに詰め込んだものを思い出しながら、姉上に問う。別にバスを使うのは問題ないんだけど、結構大荷物なんだよな。中身はだいたい服だから、さほど重くはないけど。でも、そこに食料が加わると結構大変なことになるのは目に見えている。
「ワゴンタクシーでも調達すれば良い。任せおけ」
 茶を飲み干してしまった弓ねえはふふんと胸を張り、ハンドバッグから携帯電話を取り出そうとして……あれ、何ごそごそしてるんだ? こらこら中身をぽんぽん放り出すんじゃない、つーか化粧品だのハンカチだのティッシュだの財布だの、あの小さい鞄の中にどれだけのものが入っているのやら。
「どうしました? ユミ」
 こくこくとお行儀良く両手で持った缶のお茶を飲みながら、セイバーが不思議そうに尋ねた。鞄の中身をすっかりぶちまけて、真っ青な顔をした弓ねえが呆然とした顔で答える。
「……携帯無くした……」
 またか。
 この姉、よくこういうことがあるのだ。で、そんな時、大体在処は同じところと相場が決まっている。ので、俺の役割はその場所の指摘。
「ズボンの後ろポケット」
「へ? ……あ、あった」
 ほらな。携帯をしょっちゅうなくすのに、必ずそこから出てくるのもある意味弓ねえの持つスキルなんだろうか。ほら幸運Aランクとか、そういう感じの。……俺、ゲームってあまりやらないんだけどなぁ。
「……すまん」
 ああ、姉上凹んでしまった。まったく、これだから弓ねえは放っておけないっていうか。
「いいって。それよりタクシー、ここで呼ぶのか? 荷物は駅前だって、俺さっき言ったよな?」
「………………あ゛」
 うん。
 絶対、弓ねえがセイバーの言うような『アーチャー』に戻ることなんてないんだから。
 俺は、そう信じてる。

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この記事へのコメント

しがない販売員
2006年04月03日 01:22
ほんわか見守る暴君とは良いですな。
士郎君は殺し殺されより守り守られの存在と思いますので、マァこんな扱われかたが一番かもしれませんな。
T2
2006年04月03日 01:23
 今回は「うっかり姉さんと愉快な仲間達~買い物編~」といった感じですね。過去の弓ねえの姿を聞いて動揺する士郎の姿は、彼がどれだけ姉を慕っているのかが分かります。良いですねぇ、こういう話。
鉄塊
2006年04月03日 01:57
V3といえば仮面ラ○ダー、仮面のラ○ダーといえば彼女しかいない!!
V4は赤い悪魔こと遠坂凛嬢だとしてV5はラ○ダーという伏線か!!
 ・・・失礼しました。少々深読みしすぎてしまいました。
今回も面白かったです。次回も楽しみにしてます。
V3(暴君or暴食王)は金運を食い尽くせるか否か。
 先に士郎がダウンする(fate)。 
亜兎
2006年04月06日 15:46
いや~久しぶりに見させていただきましたwww
姉を信じる士郎、そして10年前の真実を語ったセイバー
、そしてユミ姉は己が過去を思い出したときどんな展開が
待ち受けてるのでしょうか?次回も必見です。
頑張ってくださいノシ
Shunki
2006年04月09日 21:12
今回はかなり遅くなりましてすいませんです。でもおつき合い頂きましてありがとうございます。次回ものんびりお待ち頂ければ幸いです。

>しがない販売員さま
殺伐は未来モードの担当かと(苦笑) ある意味士郎はヒロインだと思っていますので。

>T2さま
「うっかり姉さん(略)」、いいですねぇ。次回があるかどうかが微妙ですが。何だかんだでこの話の士郎はシスコンでしょうね。

>鉄塊さま
>仮面ラ○ダー
待て(笑) そもそもラ○ダー4号は爆弾と共にタヒチに行かなくては(こら)

>亜兎さま
元の性格は元ネタ準拠ですね。カコバナに行くのにどれくらいかかることやら。すみません、頑張ります。
かっぱ
2006年04月15日 23:37
お~しばらくネットしない間に更新されてるw
士郎くんの心境は複雑ですね。女の子に守られっぱなし……男の子には辛いなぁ。
弓ねぇがアーチャーに戻った時弓ねぇはどんな心境なのか、そして士郎くんはどんな行動を起こすのかとても楽しみです。月並ですけど、体に気を付けながら執筆がんばってください。

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